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カリキュラム

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システム・シンキング

企業経営戦略コースについて

カリキュラム(科目一覧)

システム・シンキング

単位 2

科目概要

本講義で取り扱う”システム”とは複数の構成要素が相互作用する集合体のことであり、ITシステムのような限定的な意味ではなく、情報、通信、メディア、ハードウエア、サービスから、人間、組織、社会、地球環境まで、あらゆるシステムを包含したものである。受講生は既存のシステムを用いた分析や運用の手法を学ぶのでは無く、自らの目的に応じて複数の構成要素を組み合わせシステムとしてデザインすることを学ぶ。

本講義は主にLearning Phase、Active Learning Phaseの2つのフェーズにより構成される。Learning Phaseにおいてはビジネスをシステムとして考える事の重要性についての理論的背景とシステム・シンキングとシステムズエンジニアリングについて考え方と実践手法を学ぶ。Active Learning Phaseにおいては実際の企業を題材として用いてビジネスをシステムとしてデザインする演習を行い、学習した理論と手法の定着を図る。

履修に際して特別の専門知識は必要としないが、統合系の思考様式を学ぶにあたり、その基盤となる分析系の思考様式であるロジカルシンキングの基礎的な能力があることが望ましい。また、本講義は統合的な学問領域を取り扱うため、領域を超えることに柔軟かつ楽しみながら意欲的に参加することを期待する。文系・理系および受講者の職業的バックグラウンドに関係なく受講可能なプログラムとなっている。