本講義は、「思考の発散と収束」「多視点」「構造化」「可視化」を行うイノベーティブシンキング適切に用いながら、社会に新しい価値や価値の変化をもたらすプロダクトやサービスなどをシステムとしてデザインする事を学ぶ。新しい価値創出の全体像を複数のプロセスに分解し、そのプロセスとプロセス間の関係性を縦横に行き来することをワークショップ形式を活用して体得することを目指す。

事象を分析的に考えることは重要であるが、イノベーション創出においては統合的及び創造的に解を生み出すことが求められる。そのため、本講義は主にLearning PhaseとActive Learning Phaseの２つのフェーズにより構成し、統合的及び創造的な思考プロセスの習得を試みる。Learning Phaseにおいてはイノベーティブに考える事の重要性についての理論的背景と、実践的手法としてイノベーティブシンキングの手法について学ぶ。Active Learning Phaseにおいては学んだ手法を活用して新サービスと新製品についてイノベーティブなソリューションを創り出すことを学ぶ。

履修に際して特別の専門知識は必要としないが、新しい思考方法を学ぶことに対して柔軟に楽しみながら意欲的に参加することを期待する。