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カリキュラム

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知的財産戦略

企業経営戦略コースについて

カリキュラム(科目一覧)

知的財産戦略

単位 2

科目概要

本授業は、“戦略家(戦略性を持った知的財産経営人材)”の養成を目的とします。
 現代のビジネス環境は、グローバルな市場での競争拡大に加えて、業界の垣根を越えた競争激化により、ますます複雑になってきました。また、昨今注目を集めているIoTやAI(人工知能)といったソフトウェア技術の進化によりイノベーションの可能性が拡大したものの、その一方で技術開発は多様かつ高度な要素技術を要することとなりました。もはや、自社単独でのイノベーション実施は難しくなってきました。
 これからは、いかにして他社の力を自社に不利とならずに活用できるか、アライアンス設計と実践がビジネス成否のカギを握ることとなります。そのためには、自前主義を前提としたモノづくりの発想を転換する必要があります。ただし、それは自力の放棄を意味するものではありません。アライアンスによりビジネスを成功させるためには、自社で確固たる知的財産を形成したうえで、時には自社の知的財産を開放するオープン戦略と、自社のコア領域を守るクローズド戦略の使い分けを事前設計し実践しなくてはいけません。
 このように知的財産とは、防衛的な位置づけから、新しい事業を開発し、企業を進化させていくための経営資源活用という戦略的な位置づけになってきたのです。