ハッピーキャリアプログラム 女性のキャリアアップ・起業コース ーリカレント教育ー

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Kotonoha 武田 みはる 様

2019.05.17 修了生便り

生涯現役を目指して

武田 みはる
(ハッピーキャリアプログラム第3期修了生)

「多様性のある生き方」-私がハッピーキャリアでつかんだことを一言で言い表すとこの言葉になります。

総合職1期生として入社し、アパレルメーカーの営業・販売職の道を歩んできましたが、3度の転居と2度の出産の度に仕事が中断したことで、キャリアの積み重ねに欠けると感じていました。主に百貨店の紳士服売り場の店長をしていましたが、どんなに顧客を増やし売り上げを上げても、会社の都合でブランドが廃止になるという経験を何度か味わい、もどかしく感じていました。
一度仕事をリセットして自分の強みを作らなければと、受講したのがきっかけです。

今では大学の必修となっているキャリアデザインを、40半ばで生まれて初めて受け自分を客観的に見つめなおすことができました。キャリアの棚卸をしたことで自分の強みと弱み、足らないものが可視化できたのです。やはり自分の強みは「カラー」にあると思い、20年前に学んだカラーの知識とスキルを再度数値化することにチャレンジして、2年後に(一社)日本カラリスト協会の認定講師を取得いたしました。
当時子供は高校1年生と小学4年生。すでに大きかったので育児との両立はなかったものの、正直家事との両立はほとんどできませんでした。レポートとグループプレゼンの資料作りに追われ、晩御飯が市販のたこ焼きだったこともありました。娘のお弁当はほとんど作れず、今でも懺悔の気持ちが消えません。
しかしながら、ハッピーキャリアで得たものは計り知れません。
ひとつは生涯の財産となる友です。プレゼンやレポート提出が重なり、睡眠時間3時間という苦しい時期を共に学び過ごした同期のメンバーは、私にとって大きな宝です。修了して9年になりますが、今でもfacebookなどで近況を知ると自分自身への励みになり、私もがんばろうとモチベーションが上がります。
二つ目は多面的視点への気づきです。仕事をしていると、どうしてもこちら側の視点に偏ってしまいます。特に実績を上げている時は今のやり方でいいと思い込んでしまいがちです。自分を鷹の目で見ることや、意外な横軸からの視点を持つことで新しいアイデアも浮かんできます。様々なロジックを学び、壁にぶち当たった時に考えやすいロジックに落とし込んで俯瞰的に考え、どう行動するかを導き出す。これは実践において大きな強みとなりました。

修了後数年は百貨店の紳士服売り場店長をしていましたが、2016年に「生涯現役」を目標としてフリーランスになり、現在個人事業主として堺を中心に男性向けのパーソナルカラー診断と同行ショッピング、文章執筆を行っています。
「色とことばのチカラで人々の生活をより豊かにする」をモットーに、年間400名以上のパーソナルカラー診断を行い、関東や山陰地方にも出張しています。
また、色彩心理のインストラクターとしてもカルチャーセンター等で講座を開いています。

再就職しか念頭になかった私が起業するのは、自分でも思ってもみなかったことです。現にハッピーキャリアの中では「起業とビジネスプラン」は必要ないと受講しませんでした。しかし、この「思ってもみなかったこと」が起こるのが、ハッピーキャリアです。様々なバックボーンを持った人間が集い、価値観の違いを認め合い、切磋琢磨する中で、自分の人生の道はひとつではないと思えたこと。多様性のある生き方を手に入れたこと。これにはハッピーキャリアで学んだ会計や経営戦略の授業も大いに役立っています。
令和の時代になり、AIの台頭や働き方改革で市場ビジネスも大きく変化しています。変化に対応できる多様性のある生き方が求められるでしょう。貴女の多様性を引き出すハッピーキャリアにぜひ一歩踏み出してください。

Kotonoha(ことのは)HP https://kotono-ha.com

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