ハッピーキャリアプログラム 女性のキャリアアップ・起業コース ーリカレント教育ー

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ビジネスコミュニケーション 吉田 真知子 先生

2020.06.12 プログラム概要掲載

「ビジネスコミュニケーションの学びから広がること」

ソーシャルスキル・プログラム合同会社 代表
人材活性・チームコンサルタント 吉田 真知子

ビジネスコミュニケーションの授業では、コミュニケーション力を4つの単元で学び、それぞれのキャリアアップに活かしていただいています。まずは自身のコミュニケーションスタイルへの理解を深め、他者の多様性を受け入れることで人間関係力を磨く「自分のコミュニケーション傾向と双方向コミュニケーション」。次にその人間関係を進展させ、その場に応じて自分の立場や考えを提示していく「相手と自分を活かす自己表現」。次には自己表現やプレゼンテーションにおいて、相手の立場に立って発信するロジカルコミュニケーションを身に着ける「相手にわかりやすく伝える表現法」。 そして最後は報告、連絡、相談や交渉・折衝などチームや顧客対応に活かす「チームの一員としての協働型コミュニケーション」です。

受講者がこの4回を体験されていく中で、特徴的に見られる点が2つあります。ひとつはコミュニケーションへの意識づけがどんどん変化していかれるということ。グループディスカッションなどで、「“話す聞く”という対話はごくごく当たり前におこなってきたことだが、もっと意識をして、意識を高めて活用していくことが重要だ」と多々つぶやかれます。つまり自分という資源を最大限活かすためには、コミュニケーション力の向上が大いに要になると実感されていくわけです。そしてその向上への具体的取り組みが自分自身への自信へとつながっていきます。

2つ目は、コミュニケーション意欲を多方面に広げていかれる姿です。受講者のみなさんは、もちろんビジネスへのビジョンを持って学ばれているわけですが、コミュニケーションをビジネス上だけでなく、もっと広げて活かしていきたいとおっしゃいます。たとえば家庭であったり、地域であったり、親との関係であったりと意欲をつなげていかれます。女性が働き続けるにはワークライフバランスの視点は欠かせません。バランスというよりワークライフマネジメントがポイントになることは言うまでもありません。そんな局面において、コミュニケーションはより重要課題になってきます。たとえば自分のビジネスに時間を使うためには、家族に対して「今日はお洗濯をお願いします」などオファーをすることが必要だったりします。たとえば「自分は今までの会社勤めでなく、独立して起業するのだ」という宣言は、まずは目の前にいる両親からはじめる必要があったりします。ビジネス上に出会う人とのコミュニケーションを磨くことと同列に、身近な人とのコミュニケーションへの取り組みが求められていること。日々生きて仕事をしていく上では、いわば360度、多方面へのコンタクトとコミュニケーションの質がモノをいうのだということに気づき、具体的にチャレンジをされていきます。

人生は100年の時代に入っていると言われています。そんな長期スパンの中において、学生時代に十分勉強したから、資格はもう取ったのだから、交渉事はすでに山のようにやってきから・・・と既成の価値資源やスキルに安住しているわけにはいきません。つまりさらなる【学び直し】が求められます。学びの更新をしていく自己投資が求められます。成長するにつれ呼び名が変わっていく魚(ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ)のごとく、私たちはキャリアを積む中からさらにバージョンアップしていきたいものだと思います。その第一階段として、または一工程として、これからもこのハッピーキャリア・プログラムをご活用頂ければと願っています。

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