当コースは、厚生労働省「専門実践教育訓練給付金」認定事業、および文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)認定事業です。

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日本イーライリリー株式会社 今川 真紀子 様

新しい視野が広がるための第一歩

今川 真紀子
日本イーライリリー株式会社
研究開発・メディカルアフェアーズ統括本部
臨床開発本部

ハッピーキャリアプログラム女性リーダーコースを知ったきっかけは、関西学院大学大学院ビジネススクール卒業式にて配布されたパンフレットを主人が持ち帰ったことでした。彼自身が学び感銘を受けた講師陣の皆々様の顔ぶれやその授業内容の説明を加えながら、背中を押してくれたのです。

某スクールのSchool Managerとして多忙を極めていた当時、通学が可能かと悩んでいるうちにその年の締切は過ぎてしまいました。しかしながら日々の業務をこなす中で、より一層強力な組織を作り上げるための「組織マネジメント」や人材育成の為の「コーチング&ファシリテーション」等を体系的に学ぶことによる業務改善への想いが強くなり、翌年に改めてその戸を叩きました。

授業が始まると、社会人を経験した上での学び直しがこれほど楽しく充実するものかとの驚きがあると同時に、「講義・課題・仕事・家庭の両立」は想像通りハードなものでした。また自分自身の視野が狭くなってしまっていた事実にも改めて気づかされ、このコースの必然性を再確認。会社や家族の理解と協力を得ながらなんとか走り抜けた10か月となりました。様々な業種やバックグラウンドを持つパワフルなクラスメイトが揃い、共に学び、悩み、励まし、相談しあいながらのこの環境は、苦しみですら力に変える原動力となっていたと思います。誰一人欠けることなく修了することができたのは、相互の力が働いたからにほかならないと感じています。

コースでは理論やフレームワークの重要性、多面的・多角的な知識、意思決定力など、様々なスキルを構築するための科目が多く、卒業後も自身の判断に迷いが生じたときには当時の授業ノートやテキストを見返しながら業務の方向性を確認しなおすこともありました。
職場では授業で学んだ組織論等を用い、様々な学びを皆にフィードバックしていくことに努めました。業務に忙殺されがちだった中で、それらを共に体現化しようと積極的に取り組む姿勢を見せてくれる部下が非常に多くなったことも嬉しい変化となりました。明らかに社内に新しい風が吹き始めたと感じました。

私自身は、更に大きなフィールドへ挑戦すべく、その後未経験の業種へ転職。非常にチャレンジングな決断でもあり、かつコロナ禍という予想外の事態が発生し、見通しが立たないスタートとなり想像以上に難しい点が多くありました。とはいえ、世の中の誰もが経験したことのない環境下であっても、自分自身への挑戦だと前向きに捉え自分自身を奮い立たせることができたのも、このコースを修了したという自信があるからです。

このコースを経ることにより、学びや成長を継続していく思考の基盤を構築することができました。どのような方にとっても、何かしらのヒントが得られるコースだと思います。大変では無いとは言えません。しかし、少しでも迷っておられるのであれば、ぜひその一歩を踏み出す勇気を持っていただきたい。必ず、新しい視野が広がると確信しています。