当コースは、厚生労働省「専門実践教育訓練給付金」認定事業、および文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)認定事業です。

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2期生 株式会社おやつタウン 人事総務部 部長 鈴木 直子 様

ハッピーキャリアが教えてくれたこと

私が女性リーダーコースに通学していたのは、前職のホテルチェーンでIPO(株式公開)準備をしていた2015年でした。転職して3年、部長職への昇進候補者となり、会社から外部研修の受講を推奨され、総合的に経営スキルを学べるコースを検討していたところ、本コースの募集を知り、今の私にぴったりなコース!と、一目惚れ(笑)し、すぐ応募しました。私は当時から三重に住んでおり、週2~3回の茶屋町への遠距離通学は今振り返れば、よくやっていたなと思いますが、当時は、会社では学ぶことのできない様々な理論やケーススタディを通じた実務への気づきなど、自分に新しい知識がどんどん増えていくことが本当に楽しく、充実していたので、全く苦になりませんでした。もちろん、快く私を送り出してくれた職場や家族の理解のおかげでもあり、乗り切ることができました。

9カ月間の間には、アクションラーニングとして、コースの枠を超えてプロジェクトが組成され、短期間でチームでアウトプットを出すという課題が多く課せられました。これまでの経歴も、仕事の背景も異なるメンバー間における意思疎通やベクトル合わせを、課題を通じて疑似体験できたことは、管理職としてチームをまとめていく際に、非常に参考になっています。このアクションラーニングは本プログラムの大きな特徴だと思います。

長年の仕事生活の中で、経験値でなんとなく理解していたことが、理論として裏付けられていることがわかったり、長年人事畑しか知らない私には、自己の専門分野でないマーケティングや事業創成など幅広く学ぶことができたのは、経営のシクミ全体を掴むきっかけにもなりましたし、自己の自信にもつながりました。

ハッピーキャリア受講中に、無事に昇進試験に合格し、部長として東証一部上場も達成することができました。そんな中、このまま上場企業の管理職としてやっていくのも楽しいかもしれないけれど、経験したことのないこともしてみたい、という気持ちが芽生えてきました。これもハッピーキャリアでぐっと視野を広げて頂いたからかもしれません。そんな時に、ひょんなことから現在の会社と出会い、転職を決意しました。現在は、今年の夏に三重県津市に開業するテーマパークの開業メンバーとして、事業立ち上げを担当しています。会社自体もできたばかりで、社員も20名もいないスタートアップの段階です。

津市は特に目立った観光名所もなく、私たちの事業が三重の観光の起爆剤になるべく取り組んでいます。最近は多くのマスコミから取材依頼も多く、私たちのつくる施設の影響力を、プレッシャーとともに実感しています。人事しか知らない私には、やることなすことはじめてで、ジェットコースターのような毎日です(笑)。でも、こんな年齢でも新しいことにチャレンジさせてくれる環境は非常に刺激的でもあります。不安やプレッシャーもあるけれど、ハッピーキャリアで学んだ理論や実学を振り返り、原理原則に従えば大丈夫、と変な度胸も芽生えてきました(笑)

開業が落ち着いたら、また修了生の集まりにも参加したいと思います。